英名	Chalcedony
和名	玉髄（ぎょくずい）
主な産地	ブラジル、アメリカ、ギリシャなど
モース硬度	6.5～7
比重	2.57～2.64
色	白色、青色、ピンク色、薄緑色

カルセドニーとは

カルセドニーは溶岩の空洞の内面への生成が良く見られる鉱物です。
珪酸を多量に含む溶液が比較的低温で沈殿してできるのが一般的とされ、鍾乳状の塊で産出されます。
色は白色や青色、ピンク色、薄緑色など様々で、条痕は白色です。
透明または不透明でガラス光沢をもち、劈開は無く断口は貝殻状となります。

カルセドニーの名称の由来は、ギリシャの町カルセドンから産出する事から由来しています。 カルセドン(Chalkedon)が語源となりカルセドニー(Chalcedony)となったそうです。
また、カルセドニーは和名では「玉髄（ぎょくずい）」と呼ばれています。
石の空洞部が骨髄のように見えることから由来しています。
鍾乳状の溶岩の空洞を想像してもらえれば骨髄のように見えるというイメージがしやすいかと思います。

カルセドニーの色味や模様は多岐に渡り、それぞれの特徴によって種類を分けて区別します。
それらはカーネリアン、クリソプレーズ、アゲート、ジャスパーと呼び分けられますが、実は同じ種類の石なのです。
この様に、カルセドニーのうち赤色のものはカーネリアンと呼び、緑色のものはクリソプレーズと呼ばれます。
また、カルセドニーの中でも縞模様を持つものはアゲート(瑪瑙)と呼ばれます。 これらは同じ石の為区別が難しいのですが、特徴に応じて区別がなされます。

区別のポイントを大きく分類すると、

透明感があり、模様がないものをカルセドニー
カルセドニーのうち赤色のものをカーネリアン
カルセドニーのうち緑色のものをクリソプレーズ
さまざまな縞模様を持つものをアゲート
不透明なものをジャスパー

と区別します。